オンラインCPUベンチマークでPCの性能を確認する

新しいPCを買うときや、長く使ったPCが遅くなったと感じるときに、性能を数字で確認したくなることがあります。インストール型のソフトはダウンロードして実行する手間がかかりますが、オンラインのベンチマークならページを開いてボタンを押すだけです。Web Benchは、ブラウザの中でテキスト処理、JSONパース、圧縮、ハッシュ、画像処理、ソート、経路探索、物理シミュレーション、レイトレーシング、線形代数といった実際の作業を実行します。製品名やスペック表からスコアを推測するのではなく、今のこの端末が実際にこなした速度をそのまま表示します。アカウントやログインは不要で、結果はランキング登録に同意した場合のみサーバーに送信します。WebアプリやWebページを使う環境の性能を直接確認できることが、いちばんの利点です。初めて測定する方でも安心して進められるよう、基本の流れから順番に説明します。

CPUの結果はシングルとマルチに分かれます。シングルは1つのコアが1つの作業を終える速さで、ページの読み込み、文書編集、アプリの反応のように一本道で進む作業の体感に近い値です。マルチは同じ作業を複数のWorkerに分担させたときのスループットで、動画の変換や大容量ファイルの処理のように並列に分割できる作業に近い値です。2つの差を見ると、その端末がコア数で性能を伸ばすタイプなのか、1コアの速度が強いタイプなのかを推測できます。ただしマルチの倍率はブラウザが使うWorker数や同期方式の影響を受けるため、物理コア数やクロックにそのまま換算しないでください。数値が高いほど、同じ時間でより多くの作業をこなしたことを意味します。たとえば同じノートPCで電源を接続したときとバッテリー駆動のときを別々に測れば、電源設定が性能に与える影響を数字で直接確認できます。

最初は約30秒のクイック測定でおおよその水準を見て、もっと詳しく知りたいときに約2〜3分の標準測定を実行してください。測定前には、他のアプリのダウンロードや動画再生を止め、ノートPCなら電源を接続した状態で電源モードを控えておきます。測定中はタブを隠さないでください。隠すと進行中だったラウンドは破棄され、戻ってきたときにやり直します。1回の結果で結論を出さず、同じ条件で2〜3回実行して幅を見るのが安全です。結果は直近20件までこのブラウザに保存されて比較でき、PNGの共有カードとしてダウンロードすることもできます。スコアは参考値であり、環境によって変わることがあるという点を覚えておいてください。このように条件をそろえて比較すれば、ベンチマークは単なるスコア自慢ではなく、自分の端末を理解するための道具として活用できます。

測定開始 ↗